外国為替証拠金取引をしていると必要証拠金ということばが出てくることがあります。
FXにおける必要証拠金とはなにのことでしょうか?外国為替証拠金取引においては、たとえばUSD/JPYの取引をしても、実際にドル円を手に入れてその分の円を支払うというようなことはありません。トレーダーは、USD/JPYのポジションを立てたときとクローズしたときの価格の差額だけを決済するだけの取引になります。これを差金決済と呼びます。ところで、この差金決済をするための資金を、FX事業者に預けておく必要があります。そして、その預け入れる金額については一定のルールが決まっているのです。現在のに日本の法律ではレバレッジ20倍以上は認められていません。そこで、FX事業者は、取引残高の1/20以上の金額を証拠金として顧客から預かっています。この預り金のことを証拠金、と呼びます。そして、顧客が持っているポジションに対して必要な証拠金を必要証拠金と呼ぶのです
たとえば、USD/JPYを120.00で1万通貨単位ポジションを立てる場合、レバレッジ20倍だとすると、120.00×10000÷20=60000円 が必要証拠金ということになります。つまり、1万通貨単位のポジションを持つには証拠金としてFX業者に60000円を預ける必要があるということです
FXのシステムトレードとは、いわゆる自動売買のことです。通常はチャートを利用したテクニカル分析で売買するポイントを決め、そのルールに従って自動的に売買するシステムを構築することで、24時間本人が不在のときも取引を実施することができるようにすることができます。メリットとしては、24時間ルールに従って取引できることと、あと、感情に流されずに取引をすることが可能ということが挙げられます